DACの改造・・・

上海問屋 DN-82506 を改造します。

このDACを採用した考察などはこちらを読んでいただくとして・・・。

 まずは定番のコンデンサの交換です、付いているのは YIHCON 105℃ 品ですが、まぁ~部屋にいる時間は電気入りっぱなしなので、ここは信用第一の日本製コンデンサに交換でしょう。

 値段がそこそこな オーディオ用コンデンサで有名な東信オーディオ用コンデンサ UTSJ に交換です。

 とりあえず、電解コンデンサを全て外して・・・
画像


 回路を調べて見ました。
画像


 ・・・って???あれ???・・・ローパスフィルターに成って無いんじゃね??。

 どう考えても DN-82506のローパスフィルターが納得できなかったので、そこで LTspiceでシミュレートしてみました。

 結果的には、やはり回路は全くローパスフィルターには成っていなかった。
画像
 なんでこんな回路になっているんだろう??・・・DN-68854の出力にはローパスフィルター代わりにヘッドフォンアンプ用のICが付いていたりしたし、同じメーカーの様で同様のパターンもこの基板に回路が入っているが部品削除されている、その代わりにローパスフィルターを付けられるようにパターンも用意もされているのに回路をわざわざ変更してる、これではDACの変換ノイズ入りまくりじゃないですか、まぁ~オーディオ領域しか再生できないアンプをつけると、そこまでのノイズは再生しないのかもしれないが・・・Fiio D3に比べて音が濁り気味って感じたのは、この所為かもしれない(気のせいかも??)、ほんとに何でこんな回路になっているんだろう??。

 一応DACのデータブックに載っている回路を LTspiceに入れて周波数特性を見たら。ちゃんとローパスフィルターになっていた(2700pFで計算)。
画像

 しかし、最終のコンデンサの値は計算式は載っているが実際の値は載っていない、いくつなんだろう??英語はわからん・・・一応、6800pFと2200pFの値をやってみたが、容量が大きいほどフィルターの効果が高いが、6800pF辺りだと16kHz以上が大きく落ち込んでくるようです。

 Webを検索した感じでは、6800pF 2200pF 2700pF と色々と意見が出ているようだ、さていくつにしてみようかな??っと思ったが・・・ICのデータシートと同じページに評価用ボードのデータシートが有って、その回路が2700pになっているので、再びLTspiceで確認してから、結局は評価ボードと同じ 2700pF にしてみることにした、しかし高音の落ち込み具合をみると 2200pF でも良いかもしれない。
 IC出力直後に有る 270kΩはポップ音防止です、データシートにも有りますので付けて見ました。
画像


 270kΩ・470Ω・10kΩ抵抗は、タクマン の REYオーディオ用金属被膜抵抗 と一般的なチップ抵抗を用意した。
 2700pF は「ルビコン ポリエステルフィルム 50V 2700pF 50F2D272J」を用意した。
 半田は 和光テクニカル オーディオ用 無鉛半田 SR-4N を使用します。

 抵抗とコンデンサにオーディオ用って謳っているものを採用したのは たいした意味は無いです、どうせ交換するなら値段もたいした高くないしこれでいいんじゃね??って感じですね。
 半田も同様で、鉛フリー半田を持ってなかったので、買うならこれでいっか・・・って感じでした、あぁこちらはチョットお高かったですね、でも趣味だし・・・(^^; 。

 とりあえず1台目の抵抗はタクマンの抵抗をなんとか付けて見て面倒だったら以降の4台はチップ抵抗をつけることにします。

 一応、買ってきた抵抗コンデンサは容量等を測って近いものをペアで組み合わせて見ました・・・でっ、出来上がったのがこれ。
画像


 さっそく、アンプ(RSDA202)に直付けで聴いて見ました。

 聴いた感じでは、極低音の響きが良くなって、全体的に濁りが無くなった様な「気がします」・・・コレだけ手間をかけたので良い音になっているとの思い込みのオフセットが大いにあるかも知れません(^^; 。

 特性を測りましたが、高音がフィルターの所為でホンの少しだけ微妙に落ちているかな??って感じですが・・・14kHz以上は聞こえないオッサンなので全く支障なし!。

 でっ、追加で買ったノーマルとの音の比較をしてみました・・・明らかにスッキリ透明感の有る音がしている「気がします」、低音は明らかに増強されていていますし、低音音質の方は透明感の有る音になっている「気がします」(^^; ・・・出力のカップリングコンデンサの容量(47μF)は同じなのに低音が増しているのはコンデンサの質の問題でしょうか??確かにカップリングコンデンサは音質に影響が大きいとは良く聴きますね。

 あぁ・・・あと4台の改造が有るが、どっちの抵抗を使うかな、オーディオマニアじゃないし取付けやすいチップ抵抗にするか??。

 ちなみに1608チップ抵抗は仕事で 120個/日ほど交換する事も有るので半田のプロです。

 しかし、殆ど某日本有名電機メーカーの質の良い基板ばかり扱っているので・・・・「なにこの基板!!さすが中華仕様」って絶叫してしまいました、メチャクチャにパターンが剥がれ易い、スルーホールなのになんでこんなにペラペラ剥がれるの??って感じです、この基板は鉛フリー半田なので重要なのは半田ゴテのコテ先温度ですね、370度を越すとペロっと行きました、350度を越すとパターンが剥がれ易くなりますので、できれば約330~340度(GND辺りはチョット解けにくい)って所です、コンデンサを取る時は予め鉛入り半田で予備半田をして溶ける温度を落としておいて、基板全体を約50~70℃くらいに上げておくとパターンを剥がさずに綺麗に取れます。


※ 音の良し悪しは、あくまで個人的好みによる感想になります。

------ 訂正 --------
2012/12/15 修正後の回路図を忘れていたので追加と、判りにくい所と誤字を訂正しました。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 上海問屋のDAC・・・

    Excerpt: 部屋のパソコン音楽環境は、数台のパソコンを業務用の 8chステレオミキサーで合成してヘッドフォンアンプを通過してグラフィックイコライザを通ってパワーアンプに入っているのだが、ヘッドフォンで聞くとジュル.. Weblog:  ~~~ 怠惰な日々の日記 ~~~ racked: 2012-12-22 13:15